「きもの」は〈Kimono〉が国際語として通用する世界に誇れる民族衣装です。その歴史は、貫頭衣として用いられた遥か太古の昔に遡り、大陸の先進文化を取り入れながらも自国の美意識や文化的背景を折衷して、やがて独自の衣(ころも)文化が確立されるに至ります。時を超え、地の広がりを有した世界文化の精華なのです。こうした「きもの」を知ることは、日本文化の理解に繋がります。民族の美意識を精緻華麗な意匠に定着させた織や染の技術をはじめ、素材や装置や卓越した手わざの創出に見られる叡知の数々・・・。本講座では、各分野でご活躍の方々を講師にお迎えし、多角的に「きもの文化」の様々を学んでいただくことを目的に開講します。
(1)一般社団法人全日本きもの振興会が京都産業大学に「きもの学」の講座を寄付 (2)京都産業大学が「きもの学」の科目を開設 |
きものの予備知識を持たない方をはじめ、きものに関心を抱き、きものを学びたい全ての方々を対象としています。
※ 当講座は、一般市民に大学レベルの高度な学習機会を提供しています(大学の正規科目として開講)
講座日程
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令和5年9月5日(火)~7日(水)・12日(火)・13日(水)
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第3講時
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13:15~14:45 |
第4講時
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15:00~16:30 | ||
第5講時
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16:45~18:15 | ||
講座数
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1回90分×15講座(最終講座に試験を行います。学生必須、社会人は希望者のみ。) |
京都産業大学 天地館 2階T204 教室 (京都市北区上賀茂本山) 京都産業大学へのアクセスはこちら → ※会期中は無料シャトルバスの運行はございません。 ※大学内に駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。 ※休講のお知らせは、京都産業大学のホームページでご確認ください。確認はこちら ※休講になるかどうかの基準は、こちらの「3. 休講」をご確認ください。 |
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専用申込フォームはこちら 専用申込フォームのQRコードはこちら → |
100名(先着順) |
回数 | 月日 | 講時 | 講義テーマ | 講師 |
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1 |
9/5 (火) |
全体のガイダンス |
京都産業大学 文化学部客員教授 下出 祐太郎 |
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2 | “きもの” 貴方ならそれをどうご覧になりますか? そして「実践着装考」を |
日本染織文化協会 事務局長 卯川 治男 |
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3 | きものの基礎知識 |
東洋きもの専門学校 副校長 伊藤 信子 |
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4 |
9/6 (水) |
皇室のキモノ |
京都産業大学 日本文化研究所特別教授 彬子女王殿下 |
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5 | 人形浄瑠璃文楽のキモノ |
国立文楽劇場 企画制作課文楽技術室 小道具係補助員 大川 みなみ |
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6 | 工芸品と文様 |
京都産業大学 文化学部助教 成田 智恵子 |
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7 |
9/7 (木) |
十日町産地の歴史 -イノベーション・挑戦と革命- |
株式会社青柳 代表取締役社長 青柳 蔵人 |
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8 | 映像の中のきもの |
小紋屋高田勝 主人 高田 啓史 |
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9 | きもののルーツを探る |
京都ノートルダム女子大学 名誉教授 鳥居本 幸代 |
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10 |
9/12 (火) |
文化財染織品を化学の目で見ると |
嵯峨美術大学 非常勤講師 佐々木 良子 |
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11 | きものときもの文化を支える染色補正 |
京都染色補正工業協同組合 理事長 土本 孝則 |
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12 | きもの学と和裁 |
一般社団法人日本和裁士会 会長 大森 貴之 |
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13 |
9/13 (水) |
直線の衣服から曲線の美へ |
一般社団法人装賀きもの学院 代表理事 安田 多賀子 |
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14 | 受け継がれる西陣織 |
ヤマキ織物株式会社 代表取締役 山口 行子 |
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15 | まとめ |
京都産業大学 文化学部客員教授 下出 祐太郎 |
一般社団法人全日本きもの振興会 事務局 〒600-8009 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地 京都経済センター6階 TEL:075-353-1100/FAX:075-353-1101 URL:https://www.kimono-net.or.jp/ |
※お電話でのお問合せは、土・日・祭日を除く9時~17時にお願いします。
※休講のお知らせは、京都産業大学のホームページでご確認ください。確認はこちら
※休講になるかどうかの基準は、こちらの「3. 休講」をご確認ください。