きもの学kimono study

2019年「きもの学・京都」実施要項~一般社団法人全日本きもの振興会寄附講座~

趣旨

「きもの」は〈Kimono〉が国際語として通用する世界に誇れる民族衣装です。その歴史は、貫頭衣として用いられた遥か太古の昔に遡り、大陸の先進文化を取り入れながらも自国の美意識や文化的背景を折衷して、やがて独自の衣(ころも)文化が確立されるに至ります。時を超え、地の広がりを有した世界文化の精華なのです。こうした「きもの」を知ることは、日本文化の理解に繋がります。民族の美意識を精緻華麗な意匠に定着させた織や染の技術をはじめ、素材や装置や卓越した手わざの創出に見られる叡知の数々・・・。本講座では、各分野でご活躍の方々を講師にお迎えし、多角的に「きもの文化」の様々を学んでいただくことを目的に開講します。

講座提供の方法

(1)一般社団法人全日本きもの振興会が京都産業大学に「きもの学」の講座を寄付
(2)京都産業大学が「きもの学」の科目を開設
(3)京都産業大学が「きもの学」を公益財団法人大学コンソーシアム京都へ提供
(4)公益財団法人大学コンソーシアム京都が参加各大学及び一般市民に対し案内

受講対象

きものの予備知識を持たない方をはじめ、きものに関心を抱き、きものを学びたい全ての方々を対象としています。
※ 当講座は、一般市民に大学レベルの高度な学習機会を提供しています(大学の正規科目として開講)

開催期間(夏季集中セミナー)を講義時間

講座日程
9月3日(火)~
9月7日(土)
第3講時
12:40~14:10
第4講時
14:30~16:00
第5講時

16:20~17:50

講座数
1回90分×15講座(最終講座に試験を行います。学生必須、社会人は希望者のみ。)

講義会場

キャンパスプラザ京都
(大学コンソーシアム京都)
5階第1講義室
京都市下京区西洞院通塩小路下ル東塩小路町939
(JR京都駅前・京都中央郵便局西・ビックカメラ前)
TEL:075-353-9111
キャンパスプラザ京都(大学コンソーシアム)

受講料

10,000円(税込)

受講申込

1.出願用紙 出願用紙に必要事項をご記入の上、(一社)全日本きもの振興会事務局までご郵送ください。定員100名(先着順)
2.出願締切日 令和元年7月31日(水)(必着)
3.受講許可 受講の可否及び受講料の振込方法については、(一社)全日本きもの振興会より順次、郵送にて連絡いたします。
※先着順で受け付けます。
4.受講証の発送 振込の確認後、受講証を発送いたします。

出願用紙の入手方法

 こちらをダウンロードしてください。

カリキュラム

敬称略

   
回数 月日 講時 講義テーマ 講義内容 講師
1

9/3

(火)

第三講時 ガイダンス 素材や技術、道具など伝統工芸の観点から、きものについて概説をします。「麗しききもの文化」という全体テーマについてアプローチする、各講師の講義内容をも紹介します。

京都産業大学

文化学部教授

   

下出祐太郎

2 第四講時 基礎的なきものの知識 きものの名称、きもの帯の種類、小物の選び方などをわかりやすく解説します。

三宅てる乃アカデミー

校長

 

三宅てる乃

3 第五講時 呉服屋おやじの独り言 きものの楽しさ、きものの魅力を身近な事例を通して解説します。

㈱ゑり善

代表取締役

 

亀井邦彦

4

9/4

(水)

第三講時 結びのお話 西陣織の帯から「着る」という行為に託された人々の願いや思いについてお話しします。

㈱西陣坐佐織

代表取締役

佐竹美都子

5 第四講時 きものが語るものがたり
-能舞台の主人公たちと装束
写実的な舞台背景や装置を用いない能楽の演出においては、装束が登場人物のアイデンティティを表現する媒体となります。本授業では、能楽の舞と物語における装束の機能を考えます。

京都産業大学

文化学部准教授

ペレッキア・ディエゴ

6 第五講時 皇室のキモノ 明治の時代、宮廷装束は和装から洋装へと大きな変革を遂げました。この決断がいかに大きなものであったのか、当時の歴史的背景とともに、皇室のキモノをテーマにお話しします。

京都産業大学

日本文化研究所

特別教授

 

彬子女王殿下

7

9/5

(木)

第三講時 正倉院の染織品 実際の現場の整理・調査に関するエピソードを通して、日本の染織・服飾文化の源流と言われる正倉院の染織品の全体像を説明します。

正倉院染織研究家

元宮内庁正倉院事務所

研究職技官 整理室長

 

尾形充彦

8 第四講時 皇室の儀式と装束 古代以来、多様な変遷を経ながらも、宮中で用いられてきた公家・女房装束は、「伝統」を視覚的に象徴する役割をも担いながら、近代以降の皇室にも引き継がれました。今秋行われる即位の御大礼で用いられる装束を中心に紹介します。

学習院大学

非常勤講師

 

田中 潤

9 第五講時 家紋をたのしむ 家紋を含む日本の紋章のデザインは非常に優れ、その名称も実にうまく出来ています。家紋について詳しく解説します。

㈲染色補正森本

代表取締役

森本景一

10

9/6

(金)

第三講時 手描き友禅 手描き友禅の魅力を成り立ちから現在の役割りまでを、もの作りの立場から解説します。

羽田工房

羽田登喜

11 第四講時 蚕糸業の現状と絹文化 蚕糸業の衰退は日本の染織文化の危機でもあります。かつて高品質の絹の輸出で近代日本を支えたわが国の蚕糸業の現状ときものに代表される絹文化について考えます。

㈲西尾呉服店

代表取締役

 

西尾仁志

12 第五講時 西陣機業の生産・流通の仕組みと動向 きもの・帯地の最大産地、西陣機業。その品種・工程や、原料・製品取引、織屋・関連業者などを紹介します。

京都産業大学

理事長

柿野欽吾

13

9/7

(土)

第三講時 悉皆 「悉く皆」と書いて悉皆。きものの加工、お手入れなどのお話をします。

テラムラ

店主

 

寺村貞亮

14 第四講時 和装が日本の未来を拓く 京都市の伝統産業や施策を紹介しながら、和装振興のヒントについて考えます。

京都市長

門川大作

15

まとめ
きものを身近に

  

全15回の講義を振り返り、日本の伝統衣装としての麗しいきもの文化についてまとめをします。きものを身近に着る生活文化、令和の新たな時代のきもの文化について考えます。

 

京都産業大学

文化学部教授

   

下出祐太郎

お問合せ先

一般社団法人全日本きもの振興会 事務局
〒600-8009
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地 京都経済センター6階
TEL:075-353-1100/FAX:075-353-1101
URL:http://www.kimono-net.or.jp/

※お電話でのお問合せは、土・日・祭日を除く9時~17時にお願いします。

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