きもの学

2010年「きもの学」実施要綱~社団法人全日本きもの振興会寄附講座~

趣旨

きものは、日本の歴史と風土を背景に、文化・芸能・行事と密接な関わりを持ちながら、日本の豊かな自然と人との共生を重んじる生活文化の下で、鋭い感性と美意識に支えられ、世界に類を見ない優雅にして精緻な世界を創出してきました。作家や職人達の絶え間ない研鑽によって生み出された多彩な意匠や染織技術は、正しく日本文化そのものと言えます。
本年で第9回目を迎えるこの講座は、きもの文化にまつわる染織の世界を通して、日本文化に関心を持っていただくために、学識経験者、染織作家、研究者、伝統芸能、着付、流通等でご活躍の方々を講師にお迎えし、多面的に学んで頂くことを目的に開講します。

受講対象

大学コンソーシアム京都に加盟する大学に在籍する学生をはじめ、一般市民・きもの業界関係者等、きものに関心を抱き、きものを学びたい方々を対象とします。

開催期間(夏季集中セミナー)を講義時間

平成22年8月31日(火)~9月18日(土)の15日間に毎日2講座(日・月曜日は休み)
基礎講座(前半) 8月31日(火)~9月9日(木) 第3講時 13:00~14:30
第4講時 14:40~16:10
発展講座(後半) 9月9日(木)~9月18日(土) 第3講時 13:30~14:30
第4講時 14:40~16:10

講義会場

キャンパスプラザ京都
(大学コンソーシアム)
4階第2講義室
京都市下京区西洞院通塩小路下ル
(JR京都駅前・京都中央郵便局西)
TEL:075-353-9100

※9月1日のみ
「大谷婦人会館 3館 稲田・日野」
京都市下京区花屋町通烏丸西入ル
(東本願寺北)
京都駅(JR・近鉄)中央口より徒歩9分
地下鉄五条駅8出口より徒歩2分
キャンパスプラザ京都(大学コンソーシアム)

講義カリキュラム

基礎講座敬称略

回数 月日 講時 分野 講義テーマ 講師
1 8/31(火) 第三講時 きものの概念 男のきもの 着物伝承家
オフィス早坂 代表
日本きもの学会 常任理事 早坂伊織
2 第四講時 女のきもの (学)東洋学園 参与 樹下林子
3 9/1(水) 第三講時 きもの着装体験
会場:大谷婦人会館
住所:京都市下京区花屋町通烏丸西入ル(東本願寺北)
着物伝承家

日本きもの学会 常任理事 早坂伊織

(学)東洋学園 参与 樹下林子


協力:(財)京都和装産業振興財団
4 第四講時
5 9/2(木) 第三講時 日常の手入れと仕立ての知識 装賀きもの学院 院長 安田多賀子
6 第四講時 着装体験の感想ときもの学への期待 着物伝承家

日本きもの学会 常任理事 早坂伊織

(学)東洋学園 参与 樹下林子

装賀きもの学院 院長 安田多賀子

7 9/3(金) 第三講時 きものの
できるまで
織物素材と白生地 京都市産業技術研究所
繊維技術センター
センター長 八田誠治
8 第四講時 先染織物
(西陣織物と他産地)
9 9/4(土) 第三講時 手描友禅 きもの染色技術研究家  生谷吉男
10 第四講時 浸染・型染等染色加工 元 京都市染織試験場 場長 梶原俊明
11 9/7(火) 第三講時 きものの
歴史と文様
古代~江戸時代 華頂短期大学 教授 馬場まみ
12 第四講時 明治時代~現代 (財)西陣織物館 顧問 藤井健三
13 9/8(水) 第三講時 産地と市場 全国の産地と西陣機業 京都産業大学 教授 柿野欽吾
14 第四講時 京友禅と室町問屋
15 9/9(木) 第三講時 まとめ 基礎講座のまとめ  

発展講座敬称略

回数 月日 講時 分野 講義テーマ 講師
16 9/9(木) 第四講時 きもの考(1) 京のきものぐらし 服飾評論家
日本和装師会 会長 市田ひろみ
17 9/10(金) 第三講時 全国産地と
染織
九州地方の伝承染織品と文化 京都伝統染織学芸舎 主宰
日本きもの学会 常任理事 富山弘基
18 第四講時 加賀友禅の美学
―加賀友禅作家の作品から考察する―
加賀友禅「由水十久」 語り部
日本きもの学会 正会員 能登一彦
19 9/11(土) 第三講時 日本の紬織物 京都伝統染織学芸舎 主宰
日本きもの学会 常任理事 富山弘基
20 第四講時 絞りの世界 京都絞り工芸館 館長 吉岡健治
21 9/14(火) 第三講時 日本染織史 京都の染色 (社)日本工芸会 正会員
京都工芸美術作家協会 理事 羽田 登
22 第四講時 小袖のこと
―歴史と美―(1)
京都国立博物館 名誉館員 切畑 健
23 9/15(水) 第三講時 小袖のこと
―歴史と美―(2)
24 第四講時 近代京都画壇と染織工芸 美術史家 海の見える杜美術館
学芸顧問 今井 淳
25 9/16(木) 第三講時 きものと文化・産業 世界の民俗衣裳から見たきもの 帝塚山大学 教授 植村和代
26 第四講時 作家として生きる 産地として生きる (社)日本工芸会 正会員
小千谷織物同業協同組合 副理事長
(株)樋口織工藝社 取締役社長
樋口隆司
27 9/17(金) 第三講時 季節を楽しむきもの―日本の暦を見直す― 日本のきもの 編集・発行人
日本きもの学会 常任理事
清田のり子
28 第四講時 きものと落語

落語家
(社)落語芸術協会 会員 桂 歌助

着物伝承家 早坂伊織

29 9/18(土) 第三講時 きもの考(2) これからの和装教育を考える NPO法人和装教育国民推進会議
議長 近藤典博
30 第四講時 まとめ 発展講座のまとめ  

講座提供の方法

(1)社団法人全日本きもの振興会が京都学園大学に「きもの学」の講座を寄付
(2)京都学園大学が「きもの学」の科目を開設。
(3)京都学園大学が「きもの学」を財団法人大学コンソーシアム京都へ提供
(4)財団法人大学コンソーシアム京都が参加各大学及び一般市民に対し案内

講座の特徴と単位

「きもの学」の講義は全30講座を予定し、1回の講義時間は90分です。
講座 内容 講座数
基礎講座 きものの予備知識を持たない方を対象とし、きものの概念・きもののできるまで・きものの歴史と文様、産地と市場の基本を学習します。
※テキスト「きもの文化検定公式教本」Ⅰ
1回90分×15講座
(最終講座でテストを行う。学生は必須、社会人は希望者のみ)
発展講座 きものの予備知識を持つ方を対象とし、現代におけるきものを多面的に理解する内容を学習します。
※テキスト「きもの文化検定公式教本」Ⅰ・Ⅱ
1回90分×15講座

講座の特徴と単位

基礎講座5,000円/発展講座5,000円
別途、資料代「きもの文化検定公式教本」Ⅰ・Ⅱ 旧版 特別価格 各1,000円
(新版 各2,100円)
※旧版ですが内容は変りません。このテキストは「きもの学」開講初日に受付にて販売致します。但し、数に限りがありますので、限定数を超えた場合は、新版の販売となりますのでご了承ください。
※当講座は、大学の正規科目として開設され、一般市民の聴講にも開放されています。大学の履修単位取得をご希望の方は、別途の登録が必要になりますので、京都学園大学へお問い合わせ下さい。

受講申込

1.出願用紙 出願用紙に必要事項をご記入の上、(社)全日本きもの振興会事務局までご郵送ください。
2.出願期間 平成22年4月1日(金)~5月7日(金)
※出願者多数の場合は出願用紙(出願理由書)をもとに審査を行います。
3.審査結果 審査結果及び受講料払込方法等については、京都学園大学より5月末日頃に郵送にてご連絡させていただきます。

お問合せ先

京都学園大学教務課
〒621-8555
京都府亀岡市曽我部町南条大谷1-1
TEL:0771-29-2371/FAX:0771-29-2389
URL:http://www.kyotogakuen.ac.jp/
(社)全日本きもの振興会事務局
〒600-8009
京都市下京区四条通室町東入 京都産業会館5階
TEL:075-211-0081/FAX:075-211-0125
URL:http://www.kimono-net.or.jp/

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