
| 第四回 【道具と押し売りはNo、厳しく教えます】 小久保美代子着物学院・学院長 小久保 美代子さん |
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小久保さんは、地元大学を卒業後、約10年間、和裁仕立ての専門職と生徒指導に当っていましたが、ある時、着にくい着物と着やすい着物のあることに気付きます。アンケートなどをして分析研究した結果、着やすい衿付け方法の創案に行き当たりました。特許を取得したこの技術による着やすい着付け法を教える教室はいまもキャンセル待ちが続くほどの人気が続いています。平面裁ちのきものが2本の紐だけで礼装から普段着まで表情豊かに着付けられるきものの“智恵”に小久保さん自身も感動することがしばしば、と言います。その着付教室で指導に当って今年で22年。「70%の方は手に職をつけたいと技術習得されているようです」と、熱心な授業風景を思わせます。とにかく小久保さんの教室は「本格的に習いたい」人が圧倒的に多く、「カリキュラムが厳しい、道具を使わない、押し売りはしない」が教室の3大特色。易きに流れず、時流におもねない教室運営は「全日本きもの振興会加盟教室という打ち出し方が教室の姿勢とマッチして」信頼感を増しているようです。
最近、アンティーク着物などで若い人のきもの姿も増えはじめていますが、とかく着付けの“乱れ”が指摘されるところ。「昔懐かしいきものを自分流に着付けるファッションは若いときしか味わえないと思いますので、TPOをわきまえた上で楽しんで欲しい」と、声援を送っています。