
全日本きもの振興会では下記の指導・教育事業を実施しています。
・高等学校教育〔和服着装初級・中級・上級認定制度〕
・大学教育〔きもの学による大学生教育〕
・一般市民教育〔きもの学による市民公開講座(シティーカレッジ)〕
・専門教育〔きものコンサルタント認定制度〕

「きもの学」講座は、社団法人全日本きもの振興会から京都学園大学へ寄付講座として提供し、同大学の開設科目として、また同時に、大学コンソーシアム京都の単位互換科目兼シティカレッジ(市民公開講座)科目として実施しています。
きものは、これまでふれる機会のなかった若い世代にも、知的好奇心をかき立てる教材で、若者は知ることによってきものに対する関心を喚起されることを期待しており、若者層へのきもの知識の浸透、そして業界関係者の再教育に資するという目的で取組みを行なっています。
受講生は近畿を中心に全国各地から参加され、大学コンソーシアム京都で開催される市民公開講義(シティカレッジ)の中でも有数の人気講座となっています。
講師陣は専門家としての評価の高い研究者、一般的にも著名な有識者、実績のある工芸作家など、多様な各分野の第一線で活躍中のすぐれた講師の方々にご来講いただいています。
| 講 座 内 容 | 講 師 | |
| 基 礎 講 座 | ||
| 1 | How to Kimono「着てみよう!」 | 日本和装師会 市田ひろみ |
| 2 | How to Kimono「立ち居、振舞ってみよう!」 | 小笠原流礼法三十二世直伝総師範 装賀きもの学院長 安田多賀子 |
| 3 | What's Kimono きものって何だろう!-きものの構造から- |
京都府和裁協同組合 寺西正文 |
| 4 | What's Kimono 「きものと帯のルーツ」 | 元・(株)川島織物史料室長代理 高野昌司 |
| 5 | What's Kimono きものの魅力と楽しみ | (株)ゑり善社長 亀井邦彦 |
| 6 | 芸能ときもの「能」 | 金剛流・重要無形文化財 廣田幸稔 |
| 7 | 文学ときもの「源氏物語にみるきもの」 | 服飾評論家 市田ひろみ |
| 8 | 日本人の美意識「和歌に詠まれた四季と年中行事」 | 冷雨家時雨亭文庫事務局長 冷泉貴美子 |
| 9 | きものの技術Ⅰ「織ときもの」 | 京都市染織試験場デザイン部 研究担当課長補佐 佐藤道子 |
| 10 | きものの技術Ⅱ「染のきもの(加飾を含む)」 | 倉敷芸術科学大学教授 生谷吉男 |
| 11 | きものの技術Ⅲ「藍のきもの」 | 京都造芸技術大学美術工芸学科教授 新道弘之 |
| 12 | きものの素材(1)「絹の基本と白生地」 | 丹後地域地場産業振興センター専務理事 中田英敏 |
| 13 | きものの素材(2)「原始布”藤布”の魅力と植物繊維」 | 京都府立丹後郷土資料館資料課長 井之本 泰 |
| 14 | きものの生産と流通 | 京都産業大学経済学部教授 柿野欽吾 |
| 15 | 実地研修(西陣織) | |
| 16 | 実地研修(京友禅) | |
| 発 展 講 座 | ||
| 17 | 絹の不思議「絹の神秘と特徴」 | 帝塚山学院大学学長 皆川 基 |
| 18 | 古代染色の美「日本の宮廷色彩と文様」 | 全日本植物染織研究会顧問 前田雨城 |
| 19 | 天平の技「正倉院の模様染め」-その技法と文様- | 奈良国立博物館客員研究員 元・正倉院事務所保存局長 松本包夫 |
| 20 | 「日本の色と文様」中世衣料の色彩と文様 | 京都市染織試験場デザイン部 研究担当課長補佐 藤井健三 |
| 21 | 辻が花の美「桃山時代の辻が花染と小紬の文様」 | 関西学院大学教授 河上繁樹 |
| 22 | 江戸の文化「江戸の文化と小紬文様の展開」 | 華頂短期大学助教授 馬場まみ |
| 23 | 京小紋「京小紋の美」 | (株)小糸染芸社長 小糸敏夫 |
| 24 | 沖縄の美「琉球染織の世界」 | 染織と生活社取締役編集委員 富山弘基 |
| 25 | 現代の絞り染 「辻が花の技術解説と現在の絞りきものとの関係」 |
日本工芸会正会員染織部幹事 小倉淳史 |
| 26 | 織物の世界「縞と絣のいろいろ」 | 帝塚山大学短期大学部教授 植村和代 |
| 27 | 現代の友禅染 輝けるきもの美「友禅染の技と美」 | (株)日本染織作家協会理事長 田畑喜八 |
| 28 | 現代の絹テキスタイル 「自然ルールの中にあるテキスタイル」 |
(株)ひなや 社長 伊豆蔵明彦 |
| 29 | 異文化から見た”きもの” | 国際日本文化研究センター助手 アレック・ベネット |
| 30 | データにみるきもの | 京都学園大学教授 尾崎タイヨ |
昭和52年より学校教育法に基づいて設置された全国の高等学校及び短期大学を中心に、家庭科教育の場を通じて簡易和装縫製・着装等を内容とした教本及び作品集を製作配布し実技指導教育を行ってまいりました。昭和56年より平成5年の間には着装教育に加えて、「型紙によるきものの製作講習」を実施。その間の昭和56年には全国高等学校長協会家庭部会が実施する「技術検定2級試験」に、「型紙によるきものの製作手法」が認められ、その後、技術検定受験者が大幅に増加する大きな成果を上げています。
きものの学校教育を展開して以来、これまでの間に着装教育や製作講習や各種の教材等の提供を通じて、約20万人以上の先生や生徒が参加しています。
<合格証の交付>
継続的なきもの教育と「資格の得られる着装教育の実施」をとの高等学校からの要望により、財団法人全国高等学校家庭科教育振興会の後援を得て、指定のカリキュラムに基づく和服着装認定条件を満たした学校で、所定の成績を得た生徒に対し、本会より「学校教育和服着装」の合格証の交付を行っています。
| 講 義 | 実 技 | 時 間 | |
| 第1回 | きものの各部の名称 下着について ゆかたの着こなしポイント |
下着のつけかた ゆかたの着付 半巾帯の結び方 |
2時間 |
| 第2回 | きものを美しく着こなす為のポイント きものを着た時の注意点 |
きものの着付(長襦袢からきものまで) | 2時間 |
| 第3回 | 帯について (なごや帯と袋なごや帯の違い等) 帯締め・帯揚げについて |
きものの着付復習 なごや帯の太鼓結び 帯締め・帯揚げ |
2時間 |
| 第4回 | きものの種類 | きものの着付 なごや帯の太鼓結び |
2時間 |
| 第5回 | きもののマナー | 総復習 | 2時間 |
| 第6回 | 成果発表(筆記・実技試験) | 1時間 |
| 講 義 | 実 技 | 時 間 | |
| 第1回 | 礼装晴れ着について 伊達衿について |
伊達衿をつけて晴着を着る なごや帯の太鼓結び |
2時間 |
| 第2回 | 人に街着を着付けるときのポイント | 人に着物を着付ける(長襦袢からきものまで) | 2時間 |
| 第3回 | きものと季節 | 人に着物を着付ける | 2時間 |
| 第4回 | 人に晴れ着を着付けるときのポイント | 人に晴れ着(伊達衿付)を着付け、なごや帯を結ぶ | 2時間 |
| 第5回 | きものと帯の調和 | 人に晴れ着を着付け、袋帯の簡単な変り結び | 2時間 |
| 第6回 | きもののお手入れ方法 | 総復習 | 2時間 |
| 第7回 | 成果発表(筆記・実技試験) | 1時間 |
| 講 義 | 実 技 | 時 間 | |
| 第1回 | きものの寸法 | 自分で晴れ着(伊達衿付)を着る 袋帯の二重太鼓を結ぶ |
2時間 |
| 第2回 | きものの要尺 | 女物の袴 | 2時間 |
| 第3回 | 振袖を着付ける時のポイント | 振袖の着付 | 2時間 |
| 第4回 | 日本の文様 | 振袖の着付復習 (袋帯の簡単な変わり結び) |
2時間 |
| 第5回 | 家紋について | 袋帯にて創作帯結び (各自で製作し名前を付ける) |
2時間 |
| 第6回 | 総復習 | 2時間 | |
| 第6回 | 成果発表(筆記・実技試験) | 1時間 |